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飛騨高山と併せて行きたい観光地9選|立山黒部・白川郷・松本城など周遊モデルコース付き完全ガイド
こんにちは原田酒造場です。
飛騨高山の観光をより充実したものにするため、周辺の魅力的な観光地をご紹介します。歴史ある町並みから世界遺産、温泉地、山岳リゾートまで、バラエティ豊かな観光スポットを効率的な周遊プランと共にお届けします。
■飛騨高山からのアクセスで選ぶ!人気観光地ガイド
飛騨高山は北陸・中部地方の観光拠点として最適な場所に位置しています。周辺には世界遺産や国宝、名湯など、魅力的な観光地が点在しており、距離に応じた効率的な周遊が可能です。アクセス方法別に、おすすめの観光スポットをご紹介します。
1時間圏内で行ける観光スポット
新穂高ロープウェイは、飛騨高山から最もアクセスしやすい絶景スポットです。標高差1,300メートルを結ぶ日本最大級の2段式ロープウェイでは、北アルプスの雄大な眺望を楽しめます。山頂駅からは穂高連峰や槍ヶ岳といった名峰を一望でき、特に紅葉シーズン(10月上旬~下旬)は、山々が織りなす色鮮やかな風景に息を呑むほどです。
施設内の展望テラスは、写真撮影の絶好のスポットとして人気があります。晴れた日には北アルプスの主要な峰々を見渡すことができ、雲海が発生する早朝は特に感動的な景色が広がります。
- アクセス:
- 車:高山から約50分
- バス:高山駅から濃飛バスで75分(1,900円)
- 運行時間:8:00~17:00(季節により変動)
- 施設:
- 展望台レストラン(山頂駅)
- カフェ(中間駅)
- お土産ショップ
- 無料休憩所
新緑の季節(5月下旬~6月)も見どころの一つです。残雪と新緑のコントラストが美しく、ハイキングや山岳写真の撮影に最適です。冬季は営業時間が変更になることがあるため、事前の確認をお勧めします。
2時間圏内で巡れる観光地
世界遺産・白川郷は、合掌造り集落として世界的に知られる観光地です。豪雪地帯ならではの知恵が詰まった合掌造りの家屋群は、四季それぞれに異なる表情を見せてくれます。中でも冬季のライトアップ(1月~2月の日曜日実施)は、雪景色とライトアップが織りなす幻想的な風景が人気を集めています。
見学のハイライトは、合掌造り民家の内部見学です。和田家では、実際の生活空間を見学できるだけでなく、案内ガイドから合掌造りの構造や暮らしの知恵について詳しい説明を聞くことができます。また、明善寺郷土館では、当時の生活用具や農具が展示されており、山間部の暮らしを より深く理解することができます。
- アクセス:
- バス:高山濃飛バスセンターから約50分
- 車:国道156号経由で約1時間30分
- 主要スポット:
- 和田家
- 明善寺郷土館
- 展望台
- 体験プログラム:
- 合掌造り民宿体験
- 蕎麦打ち体験
- 郷土料理作り体験
次に、日本三名泉の一つ、下呂温泉をご紹介します。「飛騨の奥座敷」とも呼ばれる下呂温泉は、美肌効果の高い泉質で知られ、江戸時代から多くの湯治客を魅了してきました。温泉街には無料の足湯が点在し、情緒豊かな街並みを散策しながら温泉を楽しむことができます。
下呂温泉は、泉質の良さだけでなく、周辺の観光施設も充実しています。下呂温泉合掌村では、飛騨の伝統的な建築物や生活様式を学ぶことができ、日本庭園では四季折々の自然美を楽しめます。また、夜には足湯カフェで温泉街の雰囲気を満喫することもできます。
- アクセス:
- 特急:高山駅から約40分
- 路線バス:約90分
- 車:国道41号経由で約1時間30分
地元グルメも下呂温泉の大きな魅力です。朴葉みそステーキは、飛騨の郷土料理の代表格で、朴葉の香りと味噌の風味が肉の旨みを引き立てます。また、飛騨牛を使用した料理も各店で提供されており、温泉とグルメの両方を満喫できます。
日帰り可能な周辺エリア
上高地は、日本を代表する山岳リゾートとして知られています。梓川の清流と穂高連峰の荘厳な山々が織りなす景観は、まさに日本のグランドキャニオンと呼ぶにふさわしい絶景です。特に早朝の河童橋から見る穂高連峰は、多くの写真家も魅了する特別な風景となっています。
- アクセス:
- バス:高山駅から平湯経由で約2時間
- マイカー規制:4月下旬~11月中旬は乗り入れ禁止
- おすすめコース:
- 河童橋→大正池コース
- 所要時間:往復2時間
- 難易度:初心者向け
- 見どころ:河童橋からの穂高連峰、大正池の水鏡
- 明神池→徳沢コース
- 所要時間:往復4時間
- 難易度:中級者向け
- 見どころ:明神池の透明な水、新緑や紅葉の森林浴
- 河童橋→大正池コース
上高地では、季節ごとに異なる表情を楽しむことができます。春は新緑、夏は避暑地として、秋は紅葉狩りのスポットとして人気があります。施設も充実しており、上高地帝国ホテルでは優雅なランチタイムを過ごすことができます。
富山は、立山黒部アルペンルートの玄関口として、また、豊かな海の幸で知られる観光地です。特に立山黒部アルペンルートは、世界でも類を見ない山岳観光ルートとして、国内外から多くの観光客を魅了しています。
- アクセス:
- 特急:高山駅から富山駅まで約2時間
- 車:国道41号経由で約2時間30分
立山黒部アルペンルートは、標高差2,400メートルを6種類の乗り物を乗り継いで移動する独特の観光ルートです。春の「雪の大谷」は、高さ20メートルにも及ぶ雪の壁が圧巻で、世界中から観光客が訪れます。
- 立山黒部アルペンルート情報:
- 料金:富山駅から室堂まで
- 営業期間:4月中旬~11月末
- 所要時間:片道約4時間
- 見どころ:
- 雪の大谷(4月~6月)
- 紅葉(10月)
- ミクリガ池
- 地獄谷
- おすすめシーズン:
- 春:雪の大谷ウォーク
- 夏:高山植物の開花
- 秋:紅葉と雲海
富山市内にも魅力的な観光スポットが点在しています。富山城址公園は市内随一の桜の名所で、春には約600本の桜が咲き誇ります。富山ガラス美術館では、現代ガラスアートの展示や制作体験も楽しめます。
- 市内観光スポット:
- 富山城址公園
- 入場無料
- 富山市佐藤記念美術館
- 松川遊覧船
- 富山ガラス美術館
- 入館料:200円(高校生は無料)
- 営業時間:9:30~18:00
- 富山城址公園
富山の魅力は何と言っても新鮮な海の幸です。富山湾で水揚げされる旬の魚介類を使った料理は、観光客にも大人気です。
■効率的な周遊プラン!モデルコース例
これまでご紹介した観光地を効率よく巡るためのモデルコースをご提案します。季節や目的に応じて、以下のプランをベースにアレンジしてください。
1泊2日の欲張りプラン
1日目
- 午前:高山の朝市と古い町並み散策
- 午後:新穂高ロープウェイ
- 夜:下呂温泉泊
2日目
- 午前:白川郷見学
- 午後:金沢観光
- 夕方:帰路
2泊3日のゆったりコース
1日目
- 午前:高山観光
- 午後:新穂高ロープウェイ
- 夜:高山泊
2日目
- 午前:白川郷
- 午後:金沢散策
- 夜:金沢泊
3日目
- 午前:松本城見学
- 午後:城下町散策
- 夕方:帰路
3泊4日の完全制覇プラン
1日目
- 午前:高山観光
- 午後:新穂高ロープウェイ
- 夜:高山泊
2日目
- 午前:白川郷
- 午後:五箇山合掌集落
- 夜:金沢泊
3日目
- 午前:金沢(兼六園・近江町市場)
- 午後:富山(立山黒部アルペンルート)
- 夜:富山泊
4日目
- 午前:松本城
- 午後:城下町散策
- 夕方:帰路
■季節別おすすめ観光プラン
春の観光プラン(4月~5月)
春は桜と新緑の季節です。各地で異なる見頃を楽しめます。
- 高山:陣屋前の桜(4月中旬)
- 松本城:夜桜ライトアップ(4月中旬)
- 立山黒部:雪の大谷(4月下旬~6月)
- 上高地:新緑と残雪の穂高連峰(5月中旬~)
この時期の注意点:
- 雪解け時期は道路状況を確認
- 朝晩の寒暖差が大きいため、防寒具持参
- 観光地の桜見頃情報をチェック
夏の観光プラン(6月~8月)
避暑地として人気の山岳リゾートがおすすめです。
- 上高地:涼しい山岳リゾート散策
- 新穂高ロープウェイ:標高差を活かした避暑
- 金沢:ひがし茶屋街での夕涼み
- 白川郷:夏季限定の早朝散策ツアー
この時期の注意点:
- 早朝観光で暑さを避ける
- 各施設の空調状況を確認
- 山岳地域は天候変化に注意
秋の観光プラン(9月~11月)
紅葉シーズンは各地で絶景が楽しめます。
- 新穂高ロープウェイ:紅葉(10月上旬~)
- 上高地:梓川沿いの紅葉(10月中旬)
- 松本城:紅葉と天守閣の風景(11月上旬)
- 兼六園:黄金色に染まるもみじ(11月中旬)
この時期の注意点:
- 紅葉の見頃は年により変動
- 観光地は混雑するため早めの予約を
- 朝晩の冷え込みに注意
冬の観光プラン(12月~3月)
雪景色と温泉を組み合わせた観光がおすすめです。
- 白川郷:冬季ライトアップ(1~2月の日曜)
- 下呂温泉:雪見温泉を満喫
- 高山:古い町並みの雪景色
- 兼六園:雪吊りの風景
この時期の注意点:
- 道路状況の確認は必須
- 防寒対策は万全に
- 各施設の冬季営業時間を確認
■まとめ:飛騨高山周遊の7つのポイント
- 季節に合わせた観光プラン作成 各観光地には見どころのベストシーズンがあります。季節に応じた効率的な周遊計画を立てましょう。
- 交通手段の使い分け 公共交通機関とレンタカーを目的地に応じて使い分けることで、効率的な観光が可能です。
- 宿泊拠点の戦略的選択 観光ルートに応じて宿泊地を選ぶことで、移動時間を最小限に抑えられます。
- 各地の特産品・グルメ体験 それぞれの地域には特徴的な郷土料理や特産品があります。食文化も観光の重要な要素です。
- 天候を考慮した柔軟な計画 特に山岳地域は天候に左右されやすいため、予備日を設定した余裕のある計画が重要です。
- 写真スポットの押さえどころ 各観光地には定番の撮影ポイントがあります。時間帯や季節を考慮して訪れましょう。
- 地域の伝統行事への参加 お祭りやイベントと合わせた観光で、より深い文化体験が可能です。
飛騨高山周辺には、四季折々の魅力にあふれた観光地が点在しています。この記事を参考に、あなたならではの周遊プランを組み立ててみてください。事前の準備と柔軟な対応を心がけることで、より充実した旅行が実現できるでしょう。