お歳暮に添える「送り状・お礼状」の正しい書き方|マナーとそのまま使える文例集

一年の締めくくりに、日頃お世話になっている方へ感謝の想いを託すお歳暮。ギフトを贈る際、品物だけを相手の自宅や会社へ配送手配して終わりにしていませんか?

お歳暮の慣習において、品物と一緒に、または品物が届く前に「感謝の言葉」を伝える手紙やハガキを届けるのが本来の正しいマナーです。この一記を添えるかどうかが、贈り物の印象や真心が伝わる深度を大きく左右します。また、お歳暮を受け取った側も、無事に品物が届いた知らせを兼ねて速やかにお礼状を出すことが嗜みとされています。

本記事では、お歳暮に添える「送り状(添え状)」の役割や投函のタイミング、受け取った際の「お礼状」のマナー、さらにはビジネス・プライベートでそのまま使える文例集を網羅して解説いたします。記事の後半では、手紙に添えて贈りたくなる飛騨高山の老舗酒蔵・原田酒造場(山車)の冬ギフトも併せてご紹介いたします。

1. なぜ「送り状」が必要なのか?役割と基本的なマナー

送り状を出す理由とメリット

お歳暮における「送り状」とは、品物を贈る意図や日頃の感謝、そして「近々、心ばかりの品をお届けいたします」という案内を伝えるための便りです。

現代では通販サイトや蔵元から相手の自宅へ直接配送することが一般的になっていますが、突然品物だけが届くと、相手は「誰から、何の理由で届いたのだろうか」と一瞬戸惑ったり、不在で受け取りが遅れたりすることがあります。事前に送り状を送っておくことで、以下のメリットが生まれます。

  • 感謝の真心がしっかり伝わる: 品物だけでは伝えきれない日頃の謝意や近況を言葉で届けることができます。
  • 相手が受け取りの準備をできる: 特に日本酒や生鮮食品、冷蔵・冷凍品などの場合、事前に到着予定が分かると相手も冷蔵庫のスペース確保や在宅の調整がしやすくなります。
  • 配送の事故や手違いを防ぐ: 万が一品物が途中で紛失したり遅延したりした場合でも、送り状があることで相手が確認しやすくなります。

投函のタイミング:品物が届く23日前

送り状を投函するベストなタイミングは、お歳暮の品物が相手の元に到着する23日前です。

品物より遅れて届いてしまっては事前に知らせる意味が薄れてしまうため、品物の発送手配を終えたら、すぐに送り状を投函するよう心がけましょう。

「送り状」と「添え状」の違い

  • 送り状(別送): 品物とは別に、事前に郵便(ハガキや手紙)で届けるお便り。
  • 添え状(同封): 品物と同じ箱の中に同梱して届けるお便り。

直筆の手紙を品物に同梱できれば理想的ですが、宅配便の規約上、封かんした信書(手紙)を荷物に同封することが制限されている場合もあります。そのため、通販や蔵元から直送する場合は「別便で送り状を投函する」か、印刷された「メッセージカード(添え状)」をショップに同梱依頼するのが一般的です。

2. 【送り状】基本の文章構成と書くべき5つの要素

送り状を作成する際は、フォーマル・カジュアルにかかわらず、以下の5つの構成要素を順番に盛り込むと、美しくまとまった文章になります。

【送り状の基本文章構成】

 1. 頭語(とうご)       ➔ 拝啓、謹啓 など

 2. 季節の挨拶         ➔ 師走の候、寒冷の候 など

 3. 日頃の感謝の言葉     ➔ 平素は格別のお引き立てをいただき… など

 4. お歳暮を贈った旨の案内 ➔ つきましては、日頃の感謝を込め別便にて…

 5. 相手の健康を気遣う言葉 ➔ 寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください など

 6. 結語(けつご)       ➔ 敬具、謹白 など

12月(お歳暮の時期)に使える季節の挨拶(漢語調・和語調)

  • フォーマル・ビジネス用(漢語調)
  • 師走の候(しわすのこう)
  • 寒冷の候(かんれいのおう)
  • 歳末の候(さいまつのこう)
  • 霜寒の候(そうかんのこう)
  • プライベート・親しい方向け(和語調)
  • 木枯らしの吹く季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 初雪の便りも届き、本格的な冬の訪れを感じる頃となりました。
  • 年末を控え何かとご多忙のことと存じますが、皆様お変わりございませんか。

3. シーン別・そのまま使える【送り状】文例集

ビジネス・取引先向け(ハガキ・手紙用)

拝啓 師走の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、本日は日頃の感謝のしるしといたしまして、心ばかりの品を別便にてお送りいたしました。 喜んでご賞味いただければ幸いに存じます。 寒さ厳しき折、皆様の健康と貴社の今後の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 略儀ながら書面をもちまして、歳末のご挨拶とさせていただきます。 敬具

令和○年十二月吉日

〇〇株式会社 [差出人名]

職場の上司・恩師向け(手紙・ハガキ用)

拝啓 寒冷の候、〇〇先生におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 日頃は温かいご指導とご厚情をいただき、心より感謝申し上げます。 本日は日頃の感謝を込めまして、〇〇様がお好きな地酒(飛騨高山 原田酒造場の日本酒)を別便にて手配いたしました。 お気に召していただけましたら幸いでございます。 これから寒さも本格化してまいりますので、どうぞお体を大切になさってください。 今後とも変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。 敬具

令和○年十二月吉日

[差出人名]

ご両親・親戚向け(縦書き手紙・ハガキ用)

拝啓 朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりましたが、お父さん、お母さん(叔父様、叔母様)はお変わりなくお過ごしでしょうか。 今年も一年、温かなお心遣いをいただき本当にありがとうございました。 さて、本日は日頃の感謝を込めまして、年末年始に皆様で召し上がっていただきたいと思い、飛騨高山の銘酒「山車」をお送りいたしました。 近日中に届くかと思いますので、どうぞ楽しみにお待ちください。 寒さも本格的になりますので、お風邪など召されませぬよう暖かくしてお過ごしください。 お正月にお会いできるのを家族一同楽しみにしております。 敬具

令和○年十二月吉日

[差出人名]

4. 受け取ったらどうする?「お礼状」の基本マナーと書き方

お歳暮を受け取った場合、品物が届いた旨と感謝を伝える「お礼状」を出すのがマナーです。

お礼状を出す際の3つのルール

品物が届いてから「3日以内」に投函する

お礼状は、感謝を伝えるのと同時に「品物が無事に手元に届きました」という無事到着の報告を兼ねています。品物を受け取ったら、遅くとも3日以内、できれば翌日までにお礼状を投函するのが理想です。

もし出張や旅行などで確認が遅れ、お礼状を出すのが1週間以上遅れてしまった場合は、「出張のため拝受が遅くなり大変失礼いたしました」とお詫びの一言を添えてすぐに出しましょう。

夫婦宛て・会社宛てのお礼状の出し方

  • 夫宛てに届いたお歳暮: 妻が代筆してお礼状を出すことも一般的です。その場合は、夫の記名の左下に少し小さく「内」と書き添えます。
  • 会社宛てに届いたお歳暮: 担当者または代表者名でお礼状を出します。

家族や親しい友人への連絡

親しい友人や兄弟、実家の両親からお歳暮が届いた場合は、ハガキや手紙を出さずとも、まずは電話やLINE、メールで「届いたよ、ありがとう!」とすぐに一言連絡を入れるだけでも十分に気持ちが伝わります。

5. シーン別・そのまま使える【お礼状】文例集

ビジネス・取引先向けのお礼状(ハガキ・手紙用)

拝啓 歳末の候、貴社におかれましては益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。 さて、この度は大変結構なお歳暮のお品を頂戴し、厚く御礼申し上げます。 毎度のお心配りに恐縮するばかりでございます。 いただいたお品(日本酒)は、早速社員皆でありがたく拝受いたしました。 寒さ厳しき折、皆様の健康と貴社の今後の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 略儀ながら書面をもちまして御礼申し上げます。 敬具

令和○年十二月吉日

〇〇株式会社 [差出人名]

個人・ご親戚へのお礼状(ハガキ用)

拝啓 木枯らしの吹く季節となりましたが、皆様におかれましては健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。 この度は、ご丁寧なお歳暮のお品を頂戴いたしまして、心より感謝申し上げます。 いつも細やかなお心遣いをいただき、本当にありがとうございます。 いただいた芳醇なお酒(山車)は、年末に家族が集まった際に美味しく味わわせていただきます。 これから一層寒さが厳しくなってまいりますので、どうぞお体には十分お気をつけください。 書中にて恐縮ですが、取り急ぎお礼申し上げます。 敬具

令和○年十二月吉日

[差出人名]

6. 真心を伝えるお歳暮ギフト|原田酒造場(山車)の添え状・ギフトサービス

感謝の言葉を添えて贈るお歳暮だからこそ、品物自体の品質や仕込みのストーリーにもこだわりたいものです。岐阜県飛騨高山で安政二年(1855年)から酒造りを守り続ける原田酒造場(銘柄:山車)では、大切な方へ真心を届ける手厚いおもてなしサービスをご用意しております。

原田酒造場の「想いが伝わる」ギフトサービス

  • メッセージカード・添え状同封サービス(無料): 「日頃の感謝を言葉で伝えたい」「自分の言葉で一言添えたい」という方のために、オリジナルのメッセージカードやお礼文を商品箱に同封する対応を承っております。
  • 熨斗(のし)名入れ対応(無料): 「御歳暮」「お歳暮」「寒中御見舞」などの表書き、差出人様のお名前の名入れを美しい毛筆体で仕上げてお届けします。
  • 伝統のギフト包装・木箱対応: 大切な上司や取引先にも安心してお贈りいただける、格式高いギフトボックスや木箱をご用意しています。
  • 蔵元直送の新鮮便: 築二百年の土蔵蔵や温度管理セラーから、飛騨高山の蔵元が直接責任を持ってお届けします。

手紙と共に贈りたい原田酒造場のおすすめ銘柄

【敬意とメッセージを込めて】山車 大吟醸あべりあ(720ml / 1800ml

  • 特徴: 播州山田錦特等米を極限まで磨き、自家培養のアベリア花酵母で醸した当蔵最高峰の大吟醸。気品あるアロマと極上のキレ味が特徴です。
  • 添え状に書きたいストーリー: アベリアの花言葉は「謙譲」「強運」。「アベリアの花言葉に込めて、日頃の感謝とご健勝をお祈り申し上げます」というメッセージを添えて贈ると、より深い感動を呼ぶ特別な贈り物になります。

【冬の鍋料理や晩酌に】山車 無ろ過熟成吟醸原酒 熟吟(720ml / 1800ml

  • 特徴: 築二百年の指定伝統的建造物「土蔵蔵」で半年間じっくり氷温熟成された限定無濾過原酒。メロンのような高貴なアロマと濃厚な旨みが、冬の温かい鍋料理や肉料理の味を引き立てます。

【飲み比べる楽しさを贈る】山車 吟醸のみくらべセット

  • 特徴: 当蔵が誇る吟醸酒や純米酒を詰め合わせた贅沢なセット。お酒好きのご親戚やご友人へ、「年末年始にぜひ飲み比べてみてください」という一言を添えて贈るのにぴったりです。

7. まとめ:美しい手紙と言葉が、贈り物の価値を高める

お歳暮は単なる「品物のやり取り」ではなく、一年間の感謝と「これからもよろしくお願いします」という温かな絆を結ぶための行事です。

心尽くしの品物に美しい「送り状」や「メッセージカード」を添えることで、あなたの真心はお相手の心へより深く、温かく届きます。

2026年の一年の締めくくりに。飛騨高山の清冽な水と手造り麹が織りなす「山車」の銘酒に温かな言葉を添えて、大切な方へ最高の冬の挨拶を届けてみませんか。原田酒造場公式オンラインショップでは、皆様の真心をお届けするお手伝いを心を込めて承っております。